米誘拐監禁３女性 ビデオで感謝 生活を立て直すためプライバシーを

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米オハイオ州クリーブランドの住宅で約10年にわたって監禁されていた被害者の女性３人の動画が
９日、動画共有サイトのユーチューブに投稿されました。

動画の中で解放後初めて人々の前に姿を現した３人は、支援者らに感謝するとともに
生活を立て直すため今後もプライバシーを保護してほしいと要請しました。

誘拐や強姦、殺人の罪に問われているアリエル・カストロ被告（52）から
最もひどい暴力を受けていたとされるミシェル・ナイトさん（32）は
「地獄を見た思いがする」と述べましたが、今は将来に希望が持てるようになったと語りました。


　「皆さんが祈ってくださったことに感謝しています。
　　これからの新たな生活を楽しみにしています」

と話したナイトさんは、20歳のときに誘拐されました。


■人々の支援に感謝
　


そろってカメラの前に座った３人は、それぞれ用意してきた短い文章を読み上げ
今後の生活再建を支援するための寄付金が寄せられたことに感謝を述べました。

被告の子どもを５回妊娠し、妊娠すると流産するまで食事を与えられずに
ひどい暴力を振るわれたと警察に供述したナイトさんは、動画の中で何度も笑顔を見せ
憎しみに捕らわれて生きるのは嫌だと話しました。

　
　「私は笑顔を保ち、顔をまっすぐ前に向け、しっかりと地面に足を付けて
　　地獄で生き残るだけの強さを持っていた」

と書いたメモをゆっくりと慎重に読み上げました。

　
幼い娘を連れて逃げ出し、隣人に助けを求めたことで事件解決への突破口を開いた
アマンダ・ベリーさん（27）は、17歳の誕生日の前夜
働いていたファストフード店での勤務を終えて帰宅する途中に誘拐されました。


　「家族や友人たちの元に戻ることができてどれほど幸せか、皆さんに伝えたい。
　　信じられないことが起きた」

と語ったベリーさんは、今も行方不明者のポスターに使用された写真と同じように
眉毛の部分にピアスをしています。


　「日々、強さを取り戻している。プライバシーを守ってもらえていることが
　　本当に大きな助けになっている」

と述べ、普通の暮らしができるよう今後もそっとしておいてほしい
時間を与えてほしいと付け加えました。

　
もう１人の被害者、ジョージーナ・デヘスースさん（23）は
言葉少なく支援に対する感謝のみを語りました。



■証言で明かされる「地獄」の内情
　

被害者の３人はそれぞれ、2002～04年の間に誘拐され
今年５月にそれまで監禁されていた被告の自宅から解放されました。

スクールバスの運転手だったカストロ被告は裁判で
ナイトさんを流産させたことによる加重殺人罪を含めたすべての罪について、無罪を主張しています。

　
女性たちは警察に対し、誘拐されてから最初の何年間かは
被告の自宅地下で鎖につながれていましたが、その後は玄関が施錠された状態で鎖を解かれ
上の階の部屋で暮らしていたと証言しています。

　
また、2006年のクリスマスにベリーさんが出産した女児は
カストロ被告の子であることがDNA検査によって確認されました。

被告は逮捕後に女児との面会を希望していましたが
判事らは先週、これを認めない判断を下しました。

　
300以上の罪に問われているカストロ被告の弁護団は
これまでの公判で大部分の罪を認めました。

弁護団は検察が加重殺人罪で死刑を求刑しなければ
妊娠中だったナイトさんに暴力を振るい流産させたことについて有罪を認めるとしています。






皆さんお元気そうで明るいのでホッとしました。
とても若くてきれいなんですね。

青春の一番いい時期を、地下室で地獄の日々を送らされていたなんて
気の毒でしょうがありません。

本人は無罪を主張。
カストロ容疑者の弁護士は大部分の罪を認めています。

彼女たちのためにも、本人が罪を認め、心から謝罪し懺悔してほしいと思います。

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