明日、ママがいない 芦田愛菜という女優

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昨夜、ネットの配信で「明日、ママがいない」を観てみました。
確かに、児童福祉施設の方が観たら嫌な気がするだろうな、と思いました。


愛菜ちゃんをビンタ

バケツの水を持って立たせる

１０秒で泣いたら飯を食わせてやると命令

子供の説明に舌打ち

愛菜ちゃんが浴室でバケツを持って立っているところに
１０代後半の男の子が風呂に入ってくる

養子先の家庭の夫が浮気、妻は精神的に病んでいて
愛菜ちゃんを人形のように扱おうとする

赤ちゃんポストに入れられていたから「ポスト」
母親が恋人を鈍器で殴る事件を起こしたから「ドンキ」
というあだ名を子供につける


などなど……


関係者は観ていて不快だと思います。
「ドンキ」が初めて施設に連れてこられた時も施設はオカルト風に描かれており
不安がっている子供のケアを、大人は全く行いません。

必ず母親が迎えに来るからと信じるドンキが母親から
　
　「私、恋人と一緒に暮らすわ。
　　恋人が、母親が連れてきた娘を虐待する事件ってよくあるでしょ。
　　私、あなたにも彼にもそうなってほしくない。
　　あなたはここで暮らすの」

そう言われて絶望するドンキ。
ここでも全く大人は手を差し伸べません。



愛菜ちゃん役のポストは親の顔を知りません。
今までの愛菜ちゃんには見られなかった、はすっぱな、ブラック愛菜ちゃんです。

上手かった。
他の子役とは格が違うなと思いました。

私は「Mother」の愛菜ちゃんの演技が、自然で素晴らしくて
ドラマで毎回号泣していました。

しかしその後出演した「マルモのおきて」『さよならぼくたちのようちえん』「ビューティフルレイン」では演技が少しわざとらしくなった気がして、残念に思っていました。

周りに評価されるほど、演技に馴れるほど、成長するほど
やはり不自然になってしまった気がして、「Mother」以外は途中で視聴をやめてしまいました。

しかし、「明日、ママがいない」は上手いなと思いました。
大人が助けてくれない分、子供たちでどうにか気持ちと折り合いをつけようと
奮闘します。

大人に捨てられたんじゃない、お前が捨てたんだ
誰かを憎んだっていいから、絶望から這い上がれ

と、ポストはドンキに叫びます。
泣きたいけど泣くもんかという、歯を食いしばっての台詞には
うまいな～、と思いました。

周りの大人の描き方はひどいけど
その分、健気に立ち向かう子供たちを応援したくなるような
そんな第１回だったと思います。








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タグ：明日、ママがいない　芦田愛菜